夢の砦 二人でつくった雑誌「話の特集」
夢の砦 二人でつくった雑誌「話の特集」
A5判 縦210mm 横149mm 厚さ18mm 272ページ 並製
著者:和田誠、矢崎泰久
発行:ハモニカブックス
雑誌が世の中の〝面白いこと〟をリードしている時代があった。1965年に創刊された「話の特集」はそれを代表する存在だった。途中、休刊を経るなど、何度も危機に見舞われたが、読者の根強い人気に支えられ、雑誌は30年続いた。「話の特集」をつくったのは矢崎泰久32歳と和田誠29歳。二人が追い求めたのは〈自分たちが読みたい雑誌〉だった。二人を中心に築かれたその砦には、あちこちから個性的な才能が吸い寄せられるように集まった。彼らはどんなことを考え、どんなページをつくったのか。矢崎泰久と和田誠。二人の若き日々をたぐり寄せ、時代の記憶を、あの熱量とともに掘り起こすことができれば… (編者)
■essay
和田さんの「話の特集」(1978,矢崎泰久)
「話の特集」いまむかし (2005, 和田誠)
純情・和田誠 (2019, 矢崎泰久)
■和田誠作品
少年宇宙諜報員(話の特集1966.02)
殺しの手帖(話の特集1966.03)
図解★かっこいいキミたちのために(話の特集1966.06)
ショートショート(話の特集1966.12~)
試写よりの使者(話の特集1969.09~)
テレビ入門/中山千夏と共作(話の特集1972.03)
雪国・シリーズから(話の特集1970.02)
■話の特集インタビュー
高倉健 × 矢崎泰久 (話の特集1966.08)
ユージン・スミス × 矢崎泰久 (話の特集1972.05)
向田邦子 × 矢崎泰久 (話の特集1981.11)
吉永小百合 × 和田誠 (話の特集1983.02)
横尾忠則 × 和田誠 (話の特集1989.03)
宇野亞喜良 × 和田誠 (話の特集1990.01)
矢崎泰久 × 和田誠 (話の特集1991.12)
■矢崎泰久、語る
タイトルは「話の特集」
表紙は横尾忠則
創刊まで
名物ページ「発言」
パロディを開拓
スーパースターたち
時代情況と雑誌
小田実と和田誠
セントラルアパートのユージン・スミス
ステーキとADC賞
向田さんとの対談
『インタビューまたは対談』
和田誠の仕事
■座談会
篠山紀信/立木義浩/横尾忠則/和田誠/矢崎泰久 (話の特集1985.02)