使ってはいけない言葉
使ってはいけない言葉
四六変判 縦175mm 横115mm 厚さ20mm 重さ 322g 224ページ 上製
著者:忌野 清志郎
発行:百万年書房
●あの人の人生がつまらないのは、キヨシローを知らないからだ。
「不世出のバンドマン・忌野清志郎を初めて知る人でも手に取りやすい、キヨシロー入門書を作らなきゃ!」と、ある日の明け方、半分寝ぼけた状態で突然思いつき、謎の使命感にかられて作った本です。
日本における「ロックバンド」の定型(フォーマット)をゼロから作ったのが、RCサクセションというバンドであり、そのフロントマンだった忌野清志郎さん(以下、キヨシロー)です。そんなキヨシローさんは2009年になくなってしまいましたが、いまだに世の中がざわついたときには「いまキヨシローが生きていたら、どうしただろう……」と、みんなが心の中で思い浮かべる存在。ボブ・マーリーやフェラ・クティがそうであるように、(キヨシローさんが好きだった)岡本太郎さんやピカソがそうであるように、キヨシローさんの言葉は未来永劫残り続ける、というか残さなきゃいけない。そう思って声を掛けたところ、キヨシローさんとは若い頃からの旧知の間柄であるライター・山崎浩一さん、キヨシローさんと家が近所でプライベートでも交流の深かった写真家・佐内正史さんが協力してくださることになり、こうして本プロジェクトチームが発足しました。
ついついマジメになってしまいそうなとき、怒り心頭でやってらんねえと思ったとき、しんどくて泣きたくなったとき、勝負の前に気合をいれたいとき、目をつぶってランダムにページを開けてみてください。
「労働も大事ですけど、サボるってのも意外と大事だと思うんですね」
「日本全体 率直さが足りない」
「何も注意しない。注意なんかしてたら何もできない」
「ぼくはね 僕のやり方で 暮しているんです 毎日 毎日 あなたの 暮し方とは 違うんです それだけですよ」
きっと刺さる言葉が見つかります。
現代のファンはもちろんこと、これから生まれてくるであろう新しいキヨシローファンのためにも作った、永遠に古びない名言集です。
北尾修一(百万年書房)