テレビ「セブンルール」でも話題をよんだ人気校正者 牟田都子さん初の単著エッセイ『文にあたる』(亜紀書房)の出版記念展を、ブックスキューブリック箱崎店2Fギャラリーにて開催します。
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1冊の本が出来上がるまでに大きな役割を担う校正者。〈本を読む仕事〉という天職に出合って10年と少し。無類の本読みでもある校正者・牟田都子は、今日も原稿をくり返し読み込み、書店と図書館を巡り資料にあたる——。
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話題の書籍の校正を数多く手がけ、ブックスキューブリック店主の『ローカルブックストアである』も担当していただいた牟田さんには、去る8月20日に開催したトークイベントで、校正の仕事の奥深さや単著誕生までのいきさつなどを語っていただきました。
今回の展示では、『文にあたる』著者校正ゲラの実物の一部と、それにまつわる資料を展示します。〈知られざる本づくりの現場〉をご覧いただける貴重な機会となりますので、ぜひご高覧ください。
【校正とは?】本や雑誌が出版される前に、ゲラ(校正刷り)と呼ばれる試し刷りを読み、内容の誤りを正したり、不足な点を補ったりすること。
【著者紹介】牟田都子(むた・さとこ)
1977年、東京都生まれ。図書館員を経て出版社の校閲部に勤務。2018年より個人で書籍・雑誌の校正を行う。
これまで関わった本に『へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々』(鹿子裕文、ナナロク社/ちくま文庫)、『何度でもオールライトと歌え』(後藤正文、ミシマ社)、『ブスの自信の持ち方』(山崎ナオコーラ、誠文堂新光社)、『家族』(村井理子、亜紀書房)、『はじめての利他学』(若松英輔、NHK出版)ほか多数。
共著に『あんぱん ジャムパン クリームパン 女三人モヤモヤ日記』(亜紀書房)、『本を贈る』(三輪舎)がある。